2025年5月4日/アトランタ・ブレーブス戦より――
雨天遅延を吹き飛ばす一振り
この日は開始が約3時間遅れる悪天候にもかかわらず、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は第2打席で放った126メートルの特大アーチで、今季8本目のソロホームランを記録しました。
観客席の子どもが思わず目を丸くし、周囲からは歓声が巻き起こるほどの衝撃弾。
大谷選手の一打がチームに勢いをもたらし、7連勝への弾みをしっかりと作りました。
日本人投手の快投──佐々木朗希、メジャー初勝利
この試合のもうひとつの見どころは、先発マウンドに立った佐々木朗希投手。
5回を投げ抜き、4奪三振・3失点と安定した投球で念願のメジャー初勝利を手にしました。
日本から駆けつけたファンからは温かい拍手が送られ、ベンチでも笑顔があふれる、まさに日本人対決のハイライトとなりました。
父親として新たな門出
大谷選手は4月に第一子となる女児の誕生を発表し、MLBの育児休暇制度を活用して数試合を欠場していました。
復帰後も変わらぬ活躍を見せる姿からは、プレーヤーとしてだけでなく、一人の父親としての成長もうかがえます。
家庭での新たな喜びが、打席での集中力にも良い影響を与えているのかもしれません。
二刀流復活への歩み
投手としての復帰を目指す大谷選手は、試合前ブルペンで35球を投げ込み、最速151キロをマーク。
デーブ・ロバーツ監督からも「強度が増している」との評価を受け、二刀流復活に向けた準備は着実に進んでいます。
次回登板がいつになるか、ファンの期待はますます高まります。
これからの展望
ドジャースは現在7連勝中。
打者としてチームをけん引しつつ、投手復帰も視野に入れた大谷選手の“二刀流スタイル”が、これからの後半戦を左右しそうです。
日本人選手の躍動が続くMLBシーズン、今後の活躍から目を離せません。