現代のビジネスシーンでは、仕事の効率化がますます重要なテーマとなっています。
特に、会議やインタビューの音声を文字起こしする作業は、時間がかかりストレスの原因となりがちです。
そこで今回は、AI技術を活用して、素早く正確に文字起こしをする方法の一例をご紹介します。
上手にAIを活用することで、文字起こしの作業が効率化され、他の重要な業務に集中できる時間が増えます。
今回使うツールは「Vrew」と「Chat GPT」です。
Vrewとは?
Vrewは、AI技術を利用して音声を自動で文字起こしするツールです。
動画編集機能も備えており、字幕の生成や編集も簡単に行えます。
直感的な操作が可能なため、初心者でもすぐに使いこなせるのが特徴です。
日本語をはじめ、複数の言語に対応しており、多くのユーザーに支持されています。
Vrewを使えば、文字起こしの作業が効率化され、他の重要な業務に集中できる時間が増えます。
Vrewの基本的な使い方は、下記のページで紹介しています。
Vrewで文字起こし → Chat GPTで修正
Vrewを開きます。
「新規で作成」をクリックします。
「PCからビデオ・オーディオを読み込む」をクリックします。
文字起こしする音声ファイルを選択し、「開く」をクリックします。
読み込む設定が出たら、基本的にはそのままで大丈夫なので「確認」をクリックします。
音声から文字おこしが始まります。
今回は例として、17分ほどの「日本のことわざ」の音声を使ってみました。
およそ2分ほどで、Vrewでの文字起こしができました。
Vrewの右上の「エクスポート」をクリックします。
「テキストファイル(txt)」を選択します。
書き出す設定が出たら、
「対象クリップ」 「全体クリップ」
「プロジェクト字幕」「基本字幕」
「タイムコード」 「含まない」
「クリップ間改行」 「改行しない」
として、「エクスポート」します。
※ 設定は、必要に応じて変更します。
例えば、時間軸が必要な場合は、「タイムコード」を「含む」に変更します。
出来上がると、保存する画面になるので、保存先を決めて保存して下さい。
書き出して保存したテキストファイルを、コピー(マウスであれば右クリックでコピーを選択)して、Chat GPTに貼り付けます。
Chat GPTに修正の指示を出します。
指示書は自分の修正したい項目を入れて下さい。(下記参照)
あまりたくさんの指示を入れると、うまくいかない時もありますので、そういう時は何回かに分けて修正していきます。
指示書
#誤字脱字を全て修正して下さい。
#漢数字は全て英数字にして下さい。
#文脈を読み取って、句読点を入れて下さい。
#文脈が変わる時は、改行して下さい。
これで、おおよその部分が出来上がります。
Chat GPTは文章や話しの内容を解読し、文脈から誤字脱字の修正をする力があるので、おおよその修正はこれで出来ていると思います。
不備があったら、Chat GPTに再度指示を出して直してもらいます。
仕上げ
仕上げ
できた荒原稿をコピーして、ワードなどに貼り付けます。
ここまでの作業は、慣れてくるとあっという間に出来てしまいます。
1時間ほどの会議録の荒原稿を作るのは、10分ほどで出来てしまいます。
ミス入力のチェックなどの最後の仕上げは、人の力でやっていきます。
用途に応じて
文字起こしが出来たら、必要に応じて、再度Chat GPTを使って整理します。
例えば、要点を整理したり、箇条書きで出してもらったりという仕事は、Chat GPTにやってもらいます。
まとめ
VrewとChat GPTを使った文字起こしは、仕事効率を劇的に向上させる強力なツールです。
簡単な操作と高い精度で、多くのビジネスシーンで役立ちます。
初心者でも簡単に使える直感的な操作性が特徴で、会議やインタビューの文字起こしを効率的に行うことが可能です。
今後、さらにAI技術が進化し、文字起こしやテキスト修正の精度や速度が向上することが期待されます。
これからも進化するAIツールに注目し、新しい機能を積極的に取り入れ、あなたの仕事効率をアップさせてください。